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(順不同)
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雲海酒造 綾蔵
(宮崎県東諸県郡綾町南俣豆新開1880-5)
――手造り蔵で造られる本格焼酎
宮崎県内の広大な照葉樹林に囲まれた雲海酒造の綾蔵は、日本名水百選にも選ばれた綾湧水群で本格焼酎、ワイン、地ビール、日本酒などのお酒の数々を造っており、それぞれ高い評価を受けている。この綾蔵から5月に新たに発売されたのが、本格芋焼酎『五行』と本格そば焼酎『呂山』である。
綾の手造り蔵から生まれたこれらのお酒。『五行』は厳選された芋を原料に、黒麹甕壺仕込、木桶蒸溜といった伝統的な製法によって、じっくりと仕込まれ、芋焼酎ならではの豊かで甘い香りと深みのある旨さ、重厚でコクのある味わいが楽しめる。『呂山』は、同じく伝統的な製法を採用し(蒸溜はステンレス蒸溜器)、香ばしい蕎麦の風味と落ち着きのある力強い旨味が特長となっている。
「この手造り蔵は、蔵人の技術力向上のためという意味合いもあるんです。昔ながらの造り方を実際に体験することによって、酒造りの本質を知ることができる。ここで培った経験が、『麦焼酎 いいとも』や『そば焼酎 雲海』などといった、当社のレギュラー商品の造りにも活かされると思っています」と、この春、工場長に就任した福田清治さんは語ってくれた。
綾手造り蔵は見学も可能なので、お酒造りの原点を知りたい人は、ぜひどうぞ
(要予約、TEL 0985-77-2222=酒泉の杜)
本格芋焼酎「五行」
900m、アルコール分25%
1300円
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田苑酒造
(鹿児島県薩摩川内市樋脇町塔之原11356-1)
(TEL 0996-38-0345)
――長期貯蔵酒の新たな世界を切り拓く
「長期貯蔵」「クラシック音楽による発酵、熟成」など独自の製法で手造り焼酎から近代的な焼酎造りまで明治23年から118年、品質一筋に取組む同社。来年の3月には、田苑酒造になって設立30年の節目を迎える。
「熊本工場と合わせて生産高は3万2000石ほどになりますが、適正企業規模を維持した上で、これまで同様に麦焼酎の長期貯蔵酒に軸足を置いて品質にこだわり、付加価値の高い商品をご提案していきたいと考えています」と代表取締役の有川徹社長。
麦焼酎の樽貯蔵酒の先駆けとなる本格焼酎『田苑ゴールド』が、食品オリンピックと称されるモンドセレクションで昨年の金賞に続き、今年は「最高金賞」の栄誉に輝いた。しかし、さらにレベルアップが図られ、6月10日にはブラッシュアップして新登場した。
「酒質向上を目指し、全量3年樽貯蔵を施し、熟成度をさらに増しています。芳醇な香り、まろやかなやさしい甘みでワンランク上の味わいをお楽しみいただけます」と有川社長。また『田苑ゴールド』がブラッシュアップされた6月10日に『田苑金ラベル 900ml』を新発売した。同社が誇る長期貯蔵酒をお手軽に飲んでもらえるように、900mlのサイズを投入し、これまで以上に長期貯蔵酒に対して力を傾注していく方向だ。 今年のモンドセレクションでは他に、ふっくらとした旨みを引き出した薩摩焼酎『田苑 芋』が金賞、体に良いとされるクエン酸・アミノ酸・ポリフェノールが含まれている『紫いも もろみ酢』が銀賞を受賞している。
今後も、同社の徹底したこだわりから生まれた「長期貯蔵酒」という新たな楽しみは、さらなる可能性を秘めている
田苑ゴールド
720ml、アルコール分25%
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山元酒造
(「さつま五代」製造元)
(鹿児島県薩摩川内市五代町2725)(TEL 0996-25-2424)
――蔵元としての責任、当主としての責任
山元酒造の焼酎として世に出す前には、やはり代表取締役社長の山元隆功氏自らが原酒や商品を試飲して確かめる。そうしないと、商品に責任が持てない。「それがメーカーとして、社長としての責任」と話す山元氏。そして、原酒を試飲するというのは、その酒の全貌が見え管理もしやすいという。数多くの原酒を揃えることが大事だという山元氏は、ブレンダーでもある。「ブレンドはそれぞれの酒の個性を活かして幅が出てくる。それが良い」と語る。
味にコクと深みのある『さつま五代』と10年前に誕生したすっきり甘口の『蔵の神』。二つの違う個性が揃う山元酒造。今でも、お中元をはじめ、贈答には『さつま五代』を利用する愛飲家が多いが、『蔵の神』も『さつま五代』をしのぐ勢いで地元をはじめ、全国で愛されている。
早くから古酒の魅力に気づき、造ってきた山元酒造。管理が難しい古酒は、時が経たないとわからないことが多い。昭和時代の古酒もあるそうだ。愛飲家は楽しみなことだろう。
反収が少なく、幻の品種といわれる「農林2号」を原料芋として使った、その名も『農林二号』が今年、モンドセレクションに初挑戦し、最高金賞を受賞した。責任と自信を持って、世に送り出す山元酒造の焼酎の良さが見える気がした。
さつま五代
1.8L、アルコール分25%
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霧島酒造
(宮崎県都城市下川東4-28-1)
(TEL 0986-22-2323)
――聖なる山の恵み、霧島裂罅水
地元、宮崎では、圧倒的な人気を誇り、また、東京、大阪、福岡などの県外主要都市でも、芋焼酎のトップブランドの一つとして知られる本格焼酎『霧島』。白麹の『霧島』、黒麹の『黒霧島』、そしてムラサキマサリを原料芋として使った『赤霧島』も、全国で引く手数多の銘酒として愛飲されている。
数ある芋焼酎の中で、なぜ『霧島』の人気が、かくも高いのかと、工場長の徳元克則さんにうかがうと「当社の焼酎は、他の芋焼酎に比べて、すっきりとして飲みやすい、ということは、昔から言われていたわけです。昔から大切に守ってきた当社の味が、時代に受け入れられるようになったということですかね。そして、この『霧島』の味を造り出す、最も大きな要因の一つが、霧島裂罅水。これは当社の大切な財産といってよいでしょうね」とおっしゃる。
霧島裂罅水とは、霧島山脈に降った雨水が、長い時間をかけてシラス層や火山灰土壌に浸透、磨かれて都城盆地の地下に貯えられた天然水で、酒造りに適したミネラル分を有しており、しかもその水量は40億トンと非常に豊富で、『霧島』の味わいを支えている。まさに聖なる山の恵みによって、本格芋焼酎『霧島』のスッキリとした味わいは造られているのである。
黒霧島
1.8L、アルコール分25%
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小正醸造
(鹿児島県日置市日吉町日置3309)
(TEL 099-292-3535)
――妥協を許さない、高い技術力を支えるもの
大量生産が難しく、人の手のかかる作業が多いことから、商品化は難しいといわれている「黄麹」。その「黄麹」を使った焼酎が小正醸造にはある。
ファンに得意分野とまで言わしめる小正醸造の「黄麹」。「手間を惜しまず、丹精にお酒を造っていくことしか、ありませんからね」と話す総合企画部兼鹿児島営業統括部長田中晋作氏の言葉から、常に挑戦し続けてきた小正醸造の歴史が垣間見える。 それが出来るのも、原料となるさつま芋を作ってくれている農家のおかげだと、田中さんは話す。良い焼酎を造るには、品質の良いさつま芋が必要不可欠。妥協を許さない小正醸造に応えているのは契約農家の皆さん。
バックに頼れる農家がいるからこそ、難しいといわれる焼酎造りの技術が育ち、そのこだわりの厳しさが、今の小正醸造を造り上げてきた。そして全国の愛飲家に認められる焼酎が誕生する。
小正醸造が鹿児島限定で生み出した『篤姫の想い』もその一つ。全国で人気が出ているこの焼酎も、江戸後期?明治、篤姫が生きた時代と同じく黄麹で造っている。 遠くは、北海道で焼酎ブームの火が起こりつつある焼酎。北の大地から、鹿児島の焼酎人気の波がじわりじわりと迫りつつあるようだ。焼酎への期待はまださめそうにない。「それに応えてくれるのは小正醸造」、そう思わせる魅力を感じた。
篤姫の想い
1.8L/500ml、アルコール分25%
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大石酒造
(「鶴見」製造元)
(鹿児島県阿久根市波留1676)
(TEL 0996-72-0385)
――個性溢れる焼酎を生み出す手造りの蔵
明治32年創業、伝統の技とこだわりの味わいを受け継ぎながらも、新しい発想と技術で個性溢れる焼酎を生み出す手造りの蔵、大石酒造。そのなかでも、10年前の発売以来、じんわりと人気が高まっている黒麹仕込み『蔵 純粋』は濃厚な味わいと香りが舌にじわっと広がる香味豊かな芋焼酎原酒。
「原酒と表示できるのはアルコール度数36%前後のもので、37%程度が一般的ですが、『蔵 純粋』は40%前後になるように蒸溜し、ろ過や割水を行わないで、蒸溜後のそのままの度数と味わいを活かしています」と大石啓元社長。度数の調整をしないので多少バラつきがあるため、ラベル表記も発売以来手書きのまま、度数に関わらず価格も一定でリーズナブルなのも嬉しい限りだ。
また、明治時代の頃まで用いられていた「かぶと釜蒸溜法」を再現した『かぶと蒸溜酒 がんこ焼酎屋』は今や個性派芋焼酎の代表格。焼酎造りのために開発した新品種ジョイホワイトを使用し、カメ仕込、カメ貯蔵されるこだわりの一本である。
「県外でも地元志向の芋焼酎や個性のあるものを求める方も増えています。何十年の歴史の積み重ねで出来た芋焼酎の新しい製法、バリエーションをご提案していきたいですね」と語ってくれた。
黒麹仕込み「蔵 純粋」
1.8L、アルコール分40%(前後)
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