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2003年11月号 掲載
広島県
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中国醸造
(TEL 0829-32-2111)
――食を創造する総合酒類メーカー
日本三景の一つである宮島の対岸、広島県廿日市市にある中国醸造。このほど地元産の柑橘類を用いたチューハイ『天然 瀬戸内酎』がリニューアルされ、広島市内では『天然 瀬戸内酎』のあざやかなデザインのラッピングバスが走っている。
今夏開発された『本格米焼酎 米達磨 ゆう』は、日本酒と同様の三段仕込み、低温でじっくりと発酵させて造られた焼酎。広島県産の酒造好適米「八反錦」を用い、酵母は「せとうち21」を使用。麹は焼酎でよく使われる白麹、黒麹ではなく、日本酒で使用する黄麹を使い、吟醸酒のような華やかな香りを実現した。営業企画部宣伝企画課主任の沖野泰也さんは「飲み方一つでお酒は健康な飲み物になります。これからはもっと健康的な飲み方を提案していきたいですね」と話してくれた。
本格米焼酎 米達磨 ゆう
720ml/1700円
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三宅本店
(TEL 0823-22-1031)
――安全・高品質な酒造り
瀬戸内海に面した温暖な気候の呉市でお酒を造り続ける『千福』醸造元の三宅本店。安政3年の創業以来、147年目を迎える。今春、約16億円を投資して、見学コースを設けた新工場「酒工房せせらぎ」を開設した。「実際に目でも安全・高品質な酒造りを確かめてもらえれば」と営業部業務第一課課長・梅木均さん。見学用通路のガラス越しに衛生管理を徹底させた酒造りの工程が見られ、3階の酒蔵風の多目的ホールでは、日本酒に関する展示や映像などを見ることができ、カウンターで試飲もできる。
鑑評会で金賞を受賞した『千福 大吟醸 金賞受賞酒』は、山田錦を35%まで磨き上げ、清冽な灰が峰の伏流水を用いて造られる。華やかな香りと柔らかな口当たりの、『千福』最高技術の結晶ともいえるお酒。
千福 大吟醸 金賞受賞酒
720ml/5000円
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藤井酒造
(TEL 0846-22-2029)
――昔ながらの蔵で純米にこだわる
瀬戸内海に面し、江戸時代の町並みが残る広島県竹原市で『宝寿』『龍勢』を代表銘柄とし、丁寧な酒造りを行っている。龍頭山・照蓮寺の山門下にある井戸水を使っていいお酒ができたことから名づけたという『龍勢』。生粋の純米酒だけがその名を名乗り、政府の統制によりアルコール添加を余儀なくされた時代は『龍勢』と名の付いたお酒を一切販売しなかったというほど恟ヵト揩ノこだわる。
『純米吟醸 龍勢』は香味バランスがよく、米の味が生きたお酒。代表取締役副社長の藤井善文さんは「活性炭素濾過などの化粧は一切していません。米の力を引き出すよう、米に合った酒造りを心がけています」という。また「料理に合わせたり、自分に合った温度を探したり、楽しみを見つけながらお酒を飲んでいただければ」と話してくれた。
純米吟醸 龍勢
1.8L/3800円
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福美人酒造
(TEL 0824-23-3148)
――小味のきいたやさしいお酒
大正6年、西日本各地の酒造業者の有志による出資で設立された福美人酒造。広島県産のものを中心に、良質な米と水を用いて酒造りを行っている。酒造技術の高さから技術者の教育養成と発酵工学研究者の実践学校に指定され、全国から酒造りを学びたいと人が集まったことから、別名恊シ条酒造学校揩ニ呼ばれていた。その名をもつ『大吟醸 西條酒造学校』は、のど越しよく、華やかに香り立つ小味のきいたお酒。『福美人』の名の通りのやさしい味わいが特長。冷やして、あるいはオンザロックスで飲むのがおすすめだそう。「原酒なのでアルコール度数が少し高めですから、氷がとけても割り負けしません」と専務取締役・角本久二勝さん。お酒の飲み方について、「気心の知れた人たちとわいわい楽しく飲むのが一番です」と話してくれた。
大吟醸 西條酒造学校
1.8L/5000円
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白牡丹酒造
(TEL 0824-22-2142)
――広島の気候風土に合うお酒
西条本町に延宝蔵・天保蔵の2つの蔵が、そして米満醸造場に長春蔵・千寿蔵・万年蔵と、あわせて5つの蔵をもち、地元広島で愛される味のある旨口のお酒を造っている。新しいシステムにより三季醸造を取り入れ、より厳密な温度管理が可能になったことで、雑味のないより洗練された味のお酒となる。『白牡丹』のお酒の特長について、専務取締役・島靖英さんは「広島の食と気候風土に合ったまろやかな甘みのあるお酒です」と話す。広島はカワハギやカレイといった白身の魚が比較的好まれる地域であり、コクのある広島のお酒は合うとのこと。「酒に味があるのであっさりしたものが合いますね」と島さん。『白牡丹 山田錦 純米酒』はふくらみがあり、舌の上ですっと味が消えていくやさしい味わい。
白牡丹 山田錦 純米酒
1.8L/2200円
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賀茂泉酒造
(TEL 0824-23-2118)
――自然の恵みを生かした酒造り
「熟成し、変化する香りを楽しむことも酒の楽しみの一つ」と語る取締役社長・前垣壽男さん。飲みごたえのある五味のバランスのとれた酒、存在感のある酒ということを重要視し、怏齧ホ泉らしさ揩ノこだわる。「自然の恵みで酒を造らせてもらっているのだから放っておくわけにはいかない」と「山と水の環境機構」でのボランティア活動にも参加し、山の手入れなどを行う。「西条の酒蔵は、地元西条の地下水を使って酒を造っている。自然の恵みの水を確保するためにも、山の手入れをするのは当たり前のこと」と前垣壽男さん。八反錦を用い、6年間じっくりと熟成させた『大吟醸 大古酒』は、品良く熟した透明感のあるお酒。「うちはうちで、じっくり思いをこめて酒を造る」と力強い言葉が聞けた。
大吟醸 大古酒
720ml/5000円
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西條鶴酒造
(TEL 0824-23-2345)
――品質第一主義で手造りにこだわる
「米のいいところだけを残してお酒にする」というやり方に徹している西條鶴酒造。コシヒカリの母である米「農林22号」を用いた『西條鶴 純米酒 農林貳拾貳號』は、ふわっとしたなかに細やかな味わいのお酒。「小味に富み、あとくちがさっぱりしています」と代表取締役社長・伊野本孝允さん。契約農家に栽培を委託し、西條鶴酒造だけが用いている「農林22号」について、「だんだん少なくなってきて、このままいくとこの米は消えると思った。これだけはなんとか残したいと思ったんです」と語る。『西條鶴 純米酒 農林貳拾貳號』は、モンドセレクションで大金賞受賞等、旨さでは折り紙つきの『ゴールド 西條鶴』と2本セットで発売中。
西條鶴 ゴールド・農林貳拾貳號
720ml×2本/3000円
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賀茂鶴酒造
(TEL 0824-22-2121)
――「和」をもたらす酒造り
広島県のほぼ中央に位置し、中国山地に連なる山々に囲まれた東広島市西条。寒暖の差が激しく、澄んだ空気と清冽な水に恵まれた酒造りに適した土地である。
賀茂鶴酒造では「お酒の背景には歴史や文化があり、お酒は神と人との和、人と人との和を持たせるもの」と、造りだけではなく精神文化的な要素も大切にしながら、伝統的な日本酒を造り続けている。
ロングセラーの『丹頂賀茂鶴』は、中国山地南麓で収穫された酒造好適米「八反錦」を賀茂山系天然伏流水で仕込んだお酒。冷やでも燗でもおいしく飲めるが、「どちらかといえば燗上がりするお酒」とのこと。燗をすると、よりふくらみのあるしっかりした味わいになり、芳醇な香りがやさしく広がる。
丹頂賀茂鶴
1.8L/3100円
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